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Mastercard、AIエージェント向け決済「Agent Pay for Machines」の早期アクセスを開始

Mastercardがx402を基盤とするAIエージェント向け決済サービスの早期アクセスを公開し、買い手・売り手双方のAPIとサンドボックスを提供した。

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Mastercard(マスターカード)は2026年10月20日、Agent Pay for Machinesの早期アクセスを公開した。開発者向けに買い手側と売り手側のAPIの初版、ツールキット、買い手と売り手のフローを試せるサンドボックス、ドキュメントを提供する。同社はこの提供が一般公開ではないとし、顧客とパートナーのフィードバックがロードマップを形作ると述べた。

この仕組みはx402上で動く。x402はHTTPの402 Payment Required応答を使って支払いを要求するオープンなプロトコルである。Mastercardは2026年6月、AIエージェントやソフトウェアによる高頻度・少額の支払い向けにこのサービスを初めて発表した。2025年のAgent Payプログラムを拡張したものになる。

パイロットはCloudflare、Ant International、AIsa、Base、BVNK、Coinbaseとともにエンドツーエンドで実施した。Cloudflare Connectでのライブデモでは、MastercardのJorn Lambert氏がテストを実行した。マーケティング会社Hypeがエージェントに与えたタスクは1つで、設定された予算内でプロテインバーの発売に向けたサンプルキャンペーンを立案することだった。Amazon Bedrock AgentCore上で動くエージェントは、AIsaからソーシャルメディアの調査を、CloudflareのAI Gatewayを通じてキャンペーン画像を購入し、1つの予算から2つの事業者に9回の支払いを行った。CloudflareのMonetization Gatewayが402の支払い要求を発行し、Coinbase Developer Platformがエージェントに資金を供給するウォレット基盤を提供し、Baseがオンチェーン決済を処理した。Mastercardが8月に買収したBVNKは、Mastercard Global Money Platformを通じて法定通貨またはステーブルコインでの支払いと決済を担った。

売り手が支払いを要求するたびに、エージェントはバウチャーに署名する。これは承認された上限内で支払う約束である。売り手はバウチャーを検証してから商品を引き渡す。バウチャーはオフチェーンで処理され、事業者は後でまとめて償還できるため、エージェントが無制限の支出権限を持つことはない。デモでは別個のアカウントやAPIキー、請求書は不要だった。「Payments aren’t the hard part. Authority is」とMastercardは述べた。同社によると、バウチャーの仕組みはAIモデル、データ、計算資源、その他のデジタルサービスにも広げられる可能性がある。